這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

副業界、元から割と伏魔殿!?

こんばんは!

 

えー、前回の記事の続きというか補足みたいな形になります。うん、誰も見ていない今のうちに毒は吐くだけ吐いておいて、以後人様が見て不快になるような記事は控えて行かないと。

 

では・・・。

 

実は過去にも一度副業で痛い目にあっている(懲りない)。今回はその話なのだが、一体どんな業務か。

 

 「宛名書き」

 

現在は個人情報との兼ね合いで、これが副業ビジネスとして成立しているのかどうか不明だが、読んで字の如く、DMの封筒に宛名を入れて発送するという仕事である。

 

作業の流れをざっと説明すると、

 

 ①チラシと注文ハガキ等書類1セットを封筒に入れ、封をする。

 

 ➁ラベルに宛先を印刷(手書き可)、封筒に貼る。

 

 ③出来上がったDMを郵便局で発送。

 

とまあそのまんまで申し訳ないのだが、封入されている注文ハガキにはシリアルが打ってあり、どの副業従事者が発送したDMなのか運営側が追跡できる仕組みになっている。そして、売買成立の暁には宛名書き副業従事者にもいくらかのマージンが発生するという訳だ。

 

そう、業務の形態としてはアフィリエイト広告と全く同じ。アフィリエイトの紙媒体版と言って良い(やる方もやられる方もホント懲りない)。空いた時間で手軽に出来るを謳い文句に副業従事者を募っていた。ここも同じ。

 

さて私が関わった業者は①の書類ピッキングと➁③の発送業務を分け、それぞれ別の副業従事者に担当させていた。私は後者、発送業務の方。

 

週末、集配所(営業所のようなもの。マンションの一室だったと記憶している。)で10~20枚ずつ束になったDMと宛名ラベルを受け取る。あとは家に持ち帰り宛名書き開始!と一見簡単そうに思えるのだが、これが想像以上に大変な作業であった。

 

最大の問題は、業者がサポートしてくれるのは宛先の資料の紹介であって先そのものではないという点。つまり「宛先は各自で調べて買ってくれそうな人の所へ発送して下さいね。それを調べる参考資料なら紹介しますよ。」という事なのだ。

 

さあ、ご自身の周囲でご家族親類、ご友人も含め、「住所」をご存じの方など、一体何人いらっしゃいますか!?恐らくその何百倍という数のDMをさばかなくてはならない訳です。

 

ここで業者お勧めの宛先資料が法人年鑑という奴。これは要するに各企業、団体の社員名簿(役員中心)の事である。まあ確かに宛先資料としてこれは便利、てか実質これ一択。他のおススメは、例えば新聞雑誌の企業広告の切り抜き集めろとかムチャ言うな!チリ紙交換やれってか!!といったレベルであった。

 

ところがこの法人年鑑、一冊だいたい2~3万円と大変高価なモノ。しかも各業種ごとにまとまっているため、一冊二冊買っただけではダメ。どんな内容のDMでも引き受けできるよう、一般的な業種のものを一通りそろえる必要がある。その上名簿は生き物であるから古本屋で安く買ってもまあ使い物にならない。

 

私は当然、そんな高価な本を一気にそろえる金などあろうはずもない。受け取ったDMの内容に合わせ一冊、また一冊と買い足して行ったのだが、やればやるほど支出だけがガンガン増えて行き、それに見合う収益は、ついぞ無かったなあ。

 

土曜、毎晩遅くまで仕上げたDMを郵便局時間外窓口へ持って行く。DMがぎっしりつまったこの段ボール、重い。ずっしりと重い。この重さ、ヘラヘラと安易に儲け話に手を出した我が愚かさの現れである。精神的肉体的に、なにより金銭的に疲れ果て、一年もたずに放り投げた。

 

この宛名書き、今回のアフィリエイトに比べ中途半端に続けた分「被害額」も格段にデカく、永らく私の中で「ザ・キング・オブ・おススメできない副業」の座に君臨していたのだが、後で聞いた所この副業、家族や友人同士で分担してやるのがデフォだとか。一人ではとても回せる作業ではなかったが、なるほどそういう事か。まんざら悪徳商法という訳でもなかったのかな。結局、ロクに調べもせず飛びついた自分が悪いという事か。

 

悪徳業者ばかりとは言わない。しかしこの副業業界、私のような弱者が救いを求めて集まる場であるからして、当然、それを食い物にしようとするプレデターがうじゃうじゃいるという印象は、やはり拭えない。

 

こんな時代、みなさんお気をつけあれ!気になるサイドビジネスを見つけたら、まず調べる事。今はネットの口コミ等、強力な情報が割と簡単に引き出せます。もう一つ、問い合わせた時、高額な初期費用の提示があったら、必ず返答を保留し一旦電話を切る事。即決しない。これ絶対です!

 

副業の話はこれくらいかな。長文駄文失礼致しました!

 

そして、読んで頂き、ありがとうございました。