這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

ナイトクルーズ。

こんばんは!

 

先月末(はてなさんでは今月初め)から始めたブログ投稿、タイトル通り、底辺工場労働者の仕事や世の中へのうらみつらみ、幸せな人へのねたみそねみ(これはウソ)をチネチグチグチ書き連ね、同じ境遇にある読者を得ようとする魂胆なのであるが、先日試しにはてなバイクグループに参加し、趣味のバイクの話を投稿した所、私のしょーもない記事を読んで下さる方がポツリポツリと現れ始め、すっかり気を良くし、こうして連投させて頂いている次第である。

 

よし、明日はちょっと景色の良い所にでも走りに出かけ、記事を書こう!と思いきや23日勤労感謝の日の予報は一日雨タイミングわりーなー!まあウダツの上がらん男の日常なんぞこんなもんだ。ならば雨の来る前に、今夜、残業帰りの疲れた体を引きずり、ナイトクルーズとシャレ込もうか。

 

阪神地区という、ナイトクルーズも含めた街乗り、チョイ乗りには割と適した地域に住んでいて、普段は神戸方面に走りに行く事が多い。この神戸という街、海あり山ありと変化に富み、昼間は大変風光明媚なのだが、深夜ともなると、例えば橋の頂上を過ぎパッと視界が開けた途端、眼下にドーンと墓場が迫って来る等、ちょっと暗くうら寂しく、怖い感じの場所が多い。夜景で有名な街でもあるが、その夜景スポットに至る道中こそ、いかにも鬱蒼とした感じでマジこえーぞ!!有名な怪談「四つん這い」の発祥地の一つとも言われているし、あの動物愛護法制定のキッカケともなった有馬ワンワンランドの廃墟なども、ほど近い六甲山中にひっそりと、それでいて鬼気迫る迫力で、今も佇んでいるよ。

 

特に霊感があるという訳でもないのだが、ヘタレなので、ナイトクルーズは専ら東、大阪方面と決めている。それでは出かけようか。

以前投稿した内容と重複するのだが、原チャリ(50cc)が好きだ。あの「自転車感覚」と言うか「自走式の椅子」と呼ぶべきか、制限の多い乗り物であるにも関わらず、運転中何とも言えない解放感を感じる。路肩に張り付き、みなさんお先どうぞで時速30~40km位で流している時が、不思議と「ああ、バイクって気持ちいいなあ。楽しいなあ。」と一番強く思う。

 

バイクとは、その不便さを楽しむ物だと個人的には思っている。ロングツーリングに出かけようとする。あれもこれも持って行けたら最高だ。しかし例えツアーパック付きの車両であったとしても、バイクに積める荷物など本当にたかが知れている。そこで道中をシュミレーションしながら荷物の取捨選択をする。あるいは積載方法を練りに練る。最近は旅先への宅配サービスもあるぞ。考える。考える。こういった所に楽しさを見出せない人は、残念ながらバイク趣味には適性が無いと言えるであろう。

 

原始的な乗り物であるから、皆大なり小なり創意工夫を凝らしつつ愛車と付き合っている。この日々の創意工夫の連続こそが、バイク趣味の本質ではないだろうか。

 

皆が言う。「クルマの方がええやん。」・・・知ってますよ。クルマの方が良いに決まっている。だがその良くない所が妙にヨイのだ。我ら蓼食う虫なり!

 

この視点からも、私は特に原チャリとリッターバイクを好む。双方とも、バイク好きは皆知っている、「普段使いでやや難のあるクラス」だ。原チャリは非力で規制も多く行動範囲が限られる。

 

片やリッターバイクは、二輪車に小型四輪車並の排気量のエンジンを搭載する、それによって得られる道具としてのメリットは、ほぼない。普段使いでその道具としての性能を存分に発揮できる場面はただ一点、高速道路の入り口、合流点だ。アクセルひと捻りで本線車列の先頭まで一気に行ける。後ろをチラ見する必要など全くない。この点以外は、特に街乗りが多い私などにとっては、ただただクソ重たくて扱いにくいだけ。夏暑いし。だからこそ人一倍の創意工夫(=ワタシ的バイク趣味の本質)を楽しめますよ、という理屈だ。

 

ちなみにこの70年代カミナリ族モドキ、

購入後、もう笑ってしまう程さまざまなトラブルで入退院を繰り返しており、現在はエンジンOH中に新型コロナによる部品原料調達難が加わり長期入院中。まあこれがイヤなら常識的に新車高年式車をチョイスすれば良いだけの事。良い良い。

 

若かりし頃、当時二束三文で売られていたJ型で「ローソンレプリカレプリカ」を割と長く楽しんでいた事もあり、懐かしさで口元は緩むが、コイツで存分に走りたいっ!というアツい思いは、さほどでもない。歳取ったのかな。

 

「旧車を商品化するのにはお金がかかるんです。」というのが売り手の言い分だが、近年の国産バイクの中古相場の暴騰を受け、ではマトモに走れるようになるまで一体いくら位かかるのだろう?何百万ってゼニ、ホントに必要なのか!?ここに興味があり、現状渡しで安く購入した車両だ。

 

写真ではキレイに見えるかも知れないが、Z系に詳しい方には即バレ、このモデル、純正色に「黒」はない。ご丁寧にも素人オールペン付き、部品取り用に輸入された査定評価下の下の、長期放置不動車である。ポンコツ再生費用を探るにはまさにうって付け。あらゆるトラブルが想定内。寝とけ寝とけ。

 

不動車であるもう一台の愛車の話はこれ位にして、国道二号線を東へ。

しばらく走ると、阪神尼崎駅前に到着。ここで一服、それとトイレ。寒くなったなあ。

駅名がもっと大きく写る場所で撮りたかったのだが、画像左奥、街灯の下で男性2~3人が向かい合って何やら話し込んでいるのがお分かりだろうか。これはお巡りさんがヨッパライ(?)に職務質問らしき事をしている、そんな感じだった。よって、バイクを押してその横を通り、駅のド真ん前まで行く勇気はなかった(ヘタレ)

これは駅前から西に向かって伸びる商店街。もう一般商店の閉店時刻を過ぎているのでアーケードの奥の方は暗くなっているが、ここ、昔ながらのアーケード街にしては、いわゆる「シャッター率」が非常に少なく、変わらぬ活気がある。買物、食事、飲み会に、我々貧乏人のおサイフにも優しく、よく利用させてもらっている。

ひき続き東へ向かって走る。この充分な幅の路肩、原チャリ路肩ツーリングを堪能するには絶対的な必須条件である。用事で乗る時は四の五の言えないが、走りを楽しもうとする場合、ルートの選択は非常に重要になってくる。

 

よく他の原チャリ乗り(特に女性)から、大通りを走行するのが怖い、という言葉を聞くが、ワタシ的にそれは違う。原チャリの鬼門は、ワインディングも含めた、路肩に寄れない片側一車線の田舎のカマボコ道路である。運悪くそのカマボコ道路が幹線だったりした場合、タイミングによって原チャリを先頭に後ろ長蛇の車列ができてしまう。こちらにとっても大変なストレスになるし、多くのドライバーが持つ「バイクは邪魔だ」という悪印象をさらに深める事になろう。

 

よって私は、原チャリは路肩の広い大通りでしか乗らない。

 

県境の川。

この橋を渡り、大阪府大阪市西淀川区)へ入る。

淀川大橋西岸から見た、大阪梅田方面。何度見ても好きだなー、この景色。うん、コレを見に来た!!

人影まばらな深夜のSA、PA、道の駅の風情、情緒についてはネットでよく話題になっているが、深夜の駅前というのもナカナカ・・・。

 

という事で、エキマエ写真其の二。こちらのエキマエなんぞ、昼間は電車乗る用事がある時以外はまあ近寄りたくないわな!

あ、「駅」だからそれで良いのか。

 

せっかくなのでナンバ方面にも足を伸ばしてみたいのだが・・・、

さすがに眠たくなってきたぞ!

 

仕方ない。ここらで引き返すか・・・。

エキマエ写真其の三。阪急十三(じゅうそう)駅前(大阪市淀川区)。駅がアーケード街の中にあるため、前の二枚とは違い駅を背に撮っている。

 

大阪の繁華街で最も西に位置し、アクセスするのに大阪の中心部を抜ける必要がないため、ここもちょくちょく遊びに来る。先ほどの阪神尼崎界隈をデッカくしたような庶民的なアーケード街だ。距離的にも近く、阪神尼崎からクルマやバイクで、混んでなければ10分15分程度。

今度は大阪側から見た、先ほどの県境の川。橋を渡り、兵庫県へ。

無事に家に帰るまでがツーリングである!!ハイ。再び自宅アパートごみステーション前。お疲れ様でした!

 

出発が午後11時06分、帰宅は午前02時38分。出発時トリップメーターの確認を忘れたが、距離的には恐らく数十キロも走っていまい。

 

クルマや原二以上のバイクだとぼーっと運転している間に一瞬で走り去ってしまうような距離。そこを敢えてゼロハンで走る事で大冒険のツーリング気分を満喫する。バイクってこんな楽しみ方もありますよ、という事で。

 

読んで頂き、ありがとうございました。