這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

トイレットペーパー考。

こんにちは!

 

今月は妙に仕事が忙しい。

 

土曜出勤→ヤボ用に追われる日曜→週明け→土曜出勤→疲れてゴロ寝の日曜→週明け→

 

土曜日が仕事で潰れると、時間的にも気分的にも余裕がなくなり、この味気ないサイクルで1月も早や過ぎようとしている。

 

加えて週末の悪天候にこの大寒波だ。趣味のバイクをブログの主なテーマに据えているが、年明けにレンタルした鬼のようなバイクを珍しがった後、さっぱり乗れていない。

 

乗らない事にはバイクネタも出ないので、今回も身の回りの小さな話だ。

 

前回家電の技術の進歩について少し触れたが、日用品の最新技術でもう一つ感心させられるのが、布や紙の表面処理技術である。

 

なかんずくダイレクトに「身をもって」感じさせるのがコレ

下品な話で大変恐縮なのだが、昔の、特に再生紙のトイレットペーパーたるや、それはもう紙質が悪く、尻が切れる位こすり倒してもなかなか汚れが取れなかったモノだが、最近の物は2~3回切って軽く拭いただけでキレイになる。お気付きの方も多いかと思う。

 

私のようなものぐさには必需品であるシャワー便座も、もうあえて必要ないかな、と思える程だ。

 

最近のトイレットペーパーの高性能ぶりの証として、私の経験上、眼鏡の汚れもトイレットペーパーが一番良く落ちる。サッとひと拭き、といった感覚だ。折ったり丸めたり形状もサイズも思い通りになり、専用の眼鏡拭きより使い勝手も良い。

 

むろんよく分からない不純物が多く含まれる再生紙の場合、レンズにキズがつく原因にもなり得るため、決して人様におススメなどできないが、私は用を足すついでに、よくトイレットペーパーで眼鏡の掃除をしている。

 

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便所紙の話ばかりしてもナンだ。同じテーマでもうひと品、防寒裏起毛ロングスリーブTシャツについて。

 

「裏起毛」などと聞くと、我々古い世代の人間は、あのB3ジャケットのようなモッフモフモッコモコのひっくり返した毛皮などを連想するが、私が買ったこの「裏起毛」ロンT、

毛なんぞ生えとらんやないかい。

 

いやちょっと待て。よーく見ると、長さ1ミリ程もないような微細な繊維が裏地にびっしりと「生えて」いる。これが空気の層を形成し、抜群の断熱性を発揮するという口上だ。

 

会社で冬場、作業着の下に着込むために購入したのだが、このロンT、屋内では軽く動いただけで汗ばむ程の保温断熱性があり、逆に暑くて着れた物ではない。今では冬のバイク用品の一つだ。

 

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他、最近のあの呆れる程水を吸い込む洗車用ウエスなども、冒頭触れたハイテクトイレットペーパーと同系統の技術なのであろうか。

 

車検だか点検だかの際にダイハツのお店で頂いた。まあ洗車なぞロクにせずザックリと乗り倒し、使い倒すのが軽四輪の極意であるからして、本来の目的からは逸れるが、家の中でありがた~く使わせて頂いている。

 

この洗車用ウエス、床に水をこぼした時や窓の結露拭き等で大変な威力を発揮するのは言うまでもない。たっぷり水を吸い込み木綿雑巾ではあり得ない位ズッシリと重くなったウエス、我々古い世代には、この感触自体が非常に珍しく面白い。水の塊という奴は本当に重たいものだ。

 

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昭和世代には懐かしい、学校のテストやインフォで良く使われていたワラ半紙。シャーペン、ボールペンの先が引っかかって破れまくり、かつ混入した不純物の存在がハッキリと目視できる、私の中で粗悪な紙の代表格だが、今の子供達はあんな物使っていないのであろうな。便所紙でさえこれほど高性能、高品質な時代なのだから。

 

布や紙といった薄っぺらいフニャフニャした物に最新の工業技術を仕込む。それが地味ながら我々の暮らしをしっかりとサポートし、大いに役立っている。

 

今やニッポンが世界に誇る素材加工技術に端を発するモノなのであろうか。実に見事、天晴れである。

 

読んで頂き、ありがとうございました。