這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

アジアンプロダクツ。

こんばんは!

 

俗に言う「チャイナクオリティ」の話である。中華製品に限らず、主に近隣アジア諸国から日々輸入される安価な日用雑貨の数々(永らくジャパンブランドと二人三脚であった台湾製品は除く)。

 

とは言え、輸入品を叩いて我らが日本製品を高みに持って行こうという意図はない。私のような貧乏人にしてみれば、100均商品を始め安価な輸入雑貨は大歓迎、いや無くてはならない物である。

 

日用品の中で、精度や耐久性といった「品質」が必要不可欠とされる物は、さほど多くはない。個人的感想として、「チャイナクオリティ」であっても充分実用にたえる物が大半である。

 

要は購入時の「選択」、暮らしの中での「使い分け」、これさえ随意になるのであれば、消費者として何も言う事などないのだ。

 

しかし近年、安価な輸入品がごく当たり前に流通するようになるにつれ、この「選択」「使い分け」が不可能な場合がちょくちょく出現してはいないだろうか。

 

「品質」を期待してそれなりの金額で買物をする。パリッとしたいい物だ。気に入った。しかしその製品の中のごく小さな粗悪なパーツ(推定・安価な輸入品)が早く劣化する事により全体が使い物にならなくなる。こういった場合だ。

 

個人的に特に閉口している物、具体的に一つ挙げてみよう。

 

ベルクロ。

 

私が小学生の頃に現れた夢のアパレルパーツ。当時はマジックテープと呼ばれ、紐靴はダサいという事で、私も含め当時の子供達は皆、ベルクロスニーカーを親にねだったモノだ。

 

その夢のマジックテープ、安価な輸入品に席巻され尽くしたのか、はたまたコストカットの成せる業なのか、近頃はとにかく粗悪な物が多い印象だ。

 

付け外しを繰り返すうちに、テープのメス側アタッチメントがちぎれてモジャモジャッと浮き上がり、ものの2~3ヶ月でテープが付かなくなる。

 

例えばこのポーチ。少し特殊な形状の物を探していたため、これは100均ポーチではない。ホームセンターで購入した、小さなポーチの割にまあまあの値段の物だが、この通りフラップのベルクロがすぐダメになり、フラップがプランプランしている状態だ。

まあフタが閉まらずとも実用上は問題ないので、プランプランのまま使用しているが、これが靴や衣料品ならもう使い物にはならないであろう。

 

そんな訳で私は、衣料品は極力ベルクロテープが使用されていない物を選ぶようにしたいのだが、今のご時世、ベルクロの代わりにボタンや紐が使用されている物、その意図とは多くの場合、(ワタシ的には困った事に)その品物のデザインを優先した結果なのである。

 

それがなぜ困るのか?

 

歳取って中年体形になってくると、とにかくカッコイイ服が似合わなくなる。我ながらもう笑ってしまうのだが、服を買おうといくつか候補を挙げる。その中で一番ダサくて地味な物をチョイスすると、これがいつもドンピシャ!しっくりと似合うのだ。バイクに乗る時革ジャンを着なくなったのも、何も肩コリのせいばかりではない。

 

仕方がない。使い捨て覚悟でベルクロてんこ盛りの服でも買おうか。

 

私のこの無力なレビュー、ピンポイントで(例えば)メーカーの商品開発担当の方のお目に留まらん事を切に願う。

 

安物は安物でそれなりの使い途がある。それ単体では問題はない。品質重視の方は買わなければ良いだけの事。ただそんな消費者の選択、使い分けが不可能な、変な「合体」「合わせ技」商品、これホントーにやめて頂きたい。

 

まあベルクロなんぞはその商品の一つの要になるパーツ。にも関わらず最近は本当にひどい物ばかりで悪目立ちをしているのであろうが、もう一つ、やはりベルクロがダメになりフタが閉まらなくなった、こちらは100均ポーチを紹介して今回の記事を締めようと思う。

 

煙草入れとして使用しているのだが、一瞬で劣化したアジアンベルクロ。そいつを100均店内でたまたま目に留まった、同じ安価なアジアン手芸グッズでワイルドに」補修してやった。

100円で類似のポーチも購入できるため、どうしたものか、店内ウロウロしつつしばし悩んだモノだ。

 

読んで頂き、ありがとうございました。