這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

ナイトクルーズ27 おくればせながら。

こんばんは!

 

メリークリスマス。

 

この記事を上げる頃にはクリスマスは過ぎているであろうから、くればせながら、だ。

 

ナイトクルーズ、久々になるが実は見たかった場所は一通り回り、正直ネタ切れ休止中である。今回我がホームタウンを中心にこの時期の風物詩、街のキラキラしたモノを鑑賞して回ろうと思う。

 

クリスマス(ウインター)イルミである。

 

若い頃、イブの夜に恋人がいないのは悲惨、的な風潮があった。あの頃一世を風靡したトレンディードラマ(笑)の影響である。その「価値観」に則り、楽しかった年もションボリの年もあり、この時期のイルミネーションと街に流れるクリスマスソング、当時はなかなかフクザツな思いもあったが、今全てが懐かしい。

 

まあ、世知辛く寛容さに欠くこのご時世、タワマンにお住まいの勝ち組男女の恋物語なんぞ放映した所でボロッカスに叩かれて終わりであろう。あのトレンディードラマもまた、時代を映す鏡、アイコンとして昇華熟成されている(?)。

 

そんな思い出に苦笑しつつ、今はこうしてクリスマス間近の夜を独りで楽しんでいる。良くも悪くも歳を取ったモノだ。

 

それでは、「ありそうな場所」をあてずっぽうで回る徘徊クルーズである。

 

・・・

 

まず地元で思い浮かぶのがここ。阪急西宮北口駅のショッピングモール「ガーデンズ」。

想像していたより地味であったが、確かこちらのイルミはクリスマスと言わず年中無休だ。

 

ほど近くにある、なんちゃら文化ホール。

周囲に迷惑をかけない範囲で文化人でありたいと願う私にとって無縁の施設。コンサートなんてヤニとアルコール臭の染み付いたガード下スクエアで楽しむモノである。

 

トヨペットさんだ。

クリスマス商戦たけなわである。

 

西宮北口駅界隈はこれ位か。

国道2号線を流してみよう。

 

こちらはJR西宮駅隣の商業ビル。

なかなか独創的なデザインだが小さいな。

 

で、こちらが阪神西宮駅

・・・ない。

 

と思ったら隣接するモールにあった。

ちょっと裕福なご家庭のリビングなんかに余裕でありそうな奴が。

 

沿道のオフィス雑居ビル。

なかなか良い。

 

車屋さん。

車屋さん其の二。

レクサス屋さん。

トヨペットに負けてないか!?

 

Uターンしたり迂回したり、「徘徊中」に見つけた個人のお宅のもの。

商業施設のも良いが、こういった個人宅の物が本当にホッコリさせてくれる。幸せなご家庭なのだろう。

 

・・・

 

しかし、探すと無いモノだ。

地元西宮だけでキラキラ画像を腹いっぱい集め、さっさと記事を書き始める予定が、イルミネーションを求め隣町の尼崎まで来てしまった。

 

むろん、ガラス張りの四輪ディーラー等を除く店内やショッピングモールの通路、またはオフィスビルのエントランス等に飾り付けてある奴はナイトクルーズでお目にかかるのは難しい。

 

それらをさっ引いても、例えばバブルの頃この時期話題となった「駅前の巨大ツリー」とか、今時もうないのだろうか。

 

もしそんなバーンとした奴を見つけたら、モンキー号をその前に持って行き、記念撮影を目論んでいるのだが。

 

・・・

 

尼崎市内をしばし走り回るも、そんな「バーンとした奴」は発見できず。

 

そうだ、海遊館まで足を延ばしてみようか。あそこならドデカい奴がありそうだ。

という事で、夏に爆走した国道43号だ。

 

到着。

久々の天保山だ。

 

海遊館前だが、

ないぞ。埠頭へ回ってみる。

 

遊覧船サンタマリア号だ。

いや違う違う、イルミネーション、イルミネーション!

 

どうやら空振りだったようだ。

しょうがないので、前の歩道のささやかな奴をパチリ。

 

淀川区十三(じゅうそう)。

クリスマスと言えば恋人達のイベント。恋人達を迎えるラブホ街を覗きにやって来た。

あるにはあった。ささやかなのが。

 

さてどうするか。梅田なんば方面に向かえばそれなりの奴にお目にかかれるであろう(有名な御堂筋のイルミとか)。しかし大阪の中心部は一方通行がエグいのと路肩のタクシー客待ち車列が長く、原チャリ路肩徘徊に快適ではない。

 

よし、ここは引き返して一旦家の前を通り過ぎ、梅田なんばよりはコンパクトで回りやすい神戸三宮界隈に期待しよう。

 

・・・

 

残念ながら(?)私はクリスチャンではない。

 

やれ唯一絶対神だの根源的善悪二元対立だの、いやはや脳天気な自然崇拝が根本にある我々ニッポン人の理解が及ぶ範囲を超えている(私だけか?)。

 

しかしながら伝道者イエスのあの慈愛に満ちた生涯、やはり魅力的な「歴史上の偉人」である事は間違いない。

 

讒言、磔刑。その上で「全ての者を赦す」と言い残し天へ帰って行った神の御子。シンプルにその「生き様」「人となり」、敬愛すべき、まごう事なき「聖人」の姿だ。バチ当たりな言い方だが、カッコ良すぎる。

 

よって信徒でもないのに申し訳ないが、メリークリスマスである。

 

なぜ話がイキナリ宗教論に飛んだのか。餅は餅屋である。家の近くに教会があるのを思い出した。立ち寄ってみよう。

極めてささやかなイルミネーションだ。

 

塀越しに敷地を覗いてみる。

特に何もないようだ。

 

我が国ではこちらローマカトリック系が主流になるのかな。まあ日本人は「元祖」「老舗」が好きだ。このゴシック調の尖塔とか、確かにカッコ良い。電飾なんぞ敢えて必要もないか。

 

・・・

 

一転進路を西に取ったのは良いが。

「バーンとした奴」も見つからないまま、もうすぐ三宮だ。

 

おっ!

これは東遊園の南向かいのマンション。

何やら個人のお宅が頑張ってる感じだな。

 

こちらは元町のアーケード。

三宮、元町界隈を一周したが、まあだいたいこの程度。

 

さては大阪から原チャリで向かっている間に時間が押してしまったか。如何に「バーンとした奴」でも消灯しシャッターの向こう側に仕舞い込まれてしまってはどうしようもない。

 

・・・

 

せっかくなので、ほど近いメリケンパーク周辺も見てみよう。

 

すごくキレイなんだが・・・。

これは何か違うような気がする。

 

写真奥、ここメリケンパークの東隣、第一突堤に何やらキラキラしたモノが見える。回ってみよう。

 

第一突堤先端付近にある温泉ホテル「蓮」横のプロムナード。

うむ、これは良い!

 

距離にして100mか、それ以上か。電飾自体はシンプルな物だが、量がハンパない。写真では分かりにくいが、周辺一帯でこのプロムナードだけが格別明るい。それほどの光量だ。

 

「こっちこっち!」と誘うような光に、メリケンパークから回って来て見れば、キラッキラのプロムナード。その横の埠頭にはライトアップされた二隻の帆船。

海王丸日本丸だ。

 

これはこれは、「撮れ高」キタなあ!

 

「駅前の巨大ツリー」には出会えなかったが、出迎えてくれた三隻の帆船、サンタマリア号に海王丸日本丸だ。

 

読んで頂き、ありがとうございました。