這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

ナイトクルーズⅨ ゾロ目近づく。

こんばんは!

 

過去に所有した車両の写真について、愛車の勇姿でも旅の思い出でもなく、私はひたすらトリップメーターのゾロ目のみを記念に(?)残し続けている、そんな性癖がある事、過去記事で何度か触れさせて頂いた。

 

どれほど思い入れのあった車両であっても、所有していた期間中に「ゾロ目」が来なかった場合、その車両は写真の一枚も残ってはいないのだ。

 

ブログを始めて以来、モンキーやRP22をよく撮影しているが、はてなの画像ボックスにUPし、記事を書き終えた時点で全て消去し、元の撮影データは既にPCにもスマホにも残してはいない。「性癖」という奴は自分自身でもなかなか説明のつかぬモノだ。

 

そんなモンキー号の、購入以来6度目のゾロ目が近づいてきた。そこで今回のナイトクルーズは、このゾロ目撮影をテーマにしたいと思う。交通量の少ない夜間の方がやりやすく、いいタイミングである。

 

原チャリはトリップが4ケタ(端数込み5ケタ)であるため、原二以上のバイクの10倍ゾロ目が巡って来る。結果、私のPCフォルダには原チャリの「記念写真」が大量の残されている。(基本)原チャリライダーはんぐりーまん、故に我あり、である。

 

どれどれ。

あと40キロ弱。神戸か大阪まで往復して帰って来る頃ゾロ目達成、といった所か。現在0時37分。寝落ちして少し時間が押しているが、まあイケるであろう。

 

前回記事で触れた神戸大橋も良いが、最近神戸方面が連続しており、久々に夜の大阪を見に行こうか。そうそう、今回狙うゾロ目が「44444」である事だし、毒消しも兼ねて、大阪市内にあるちょっと珍しい神様を祀る神社に、深夜の参拝とシャレ込もう。

 

夜の神社参拝は、昔から不吉な事とされ、あまり毒消しにはならないかも知れないが、そもそもこんな時間に訪れて開いているのかどうか、つまりこの参拝がご祭神から歓迎されるのかどうか、「辻占」のようで面白い。向かってみよう!

 

近所の生活道路と国道2号との交差点だ。

平日朝は、ここに到達できた時間によって、残りの道中のんびり行けるか急がねばならないかが決まる。「平日朝のチェックポイント」でもある。国道2号を東へ。

 

最近地元西宮に、カワサキプラザがオープンした。

逆光になってしまったが、

我が愛車とスーチャとの2ショットだ。

 

で、このカワサキプラザ西宮だが、

なんと建物の4F5Fは納骨仏壇らしい!!

 

う~む、漢カワサキこのマッチングはなかなか珍しくないか!?

 

ゾロ目カウントダウンその壱。

尼崎市内を順調に東へ向かっている。

いつもの広々とした路肩。快適だ。

 

ここでまたちょっとはんぐりーまんのホムセングッズ礼賛。

私はだいたいバイク乗車時にトンクル(作業用革手袋)を愛用している。特にこの手首にゴムシボリもベルクロテープも付いていないストレートタイプのもの。

 

見た目はダラリとしてカッチョ悪いが、例えばこの原チャリナイトクルーズで信号待ちの間にサッとかばんからスマホを取り出し周辺を撮影する、このように手袋の着脱を頻繁に行う場合、非常に重宝する。

 

牛革製で大変丈夫。一双780円ナリ。

 

阪神尼崎駅でトイレと一服。

昼間何かイベントでもやっているのだろうか。

 

久しぶり、県境の川だ。

参拝がご祭神から「歓迎」されない時、道中様々な障害が頻発し、神社までなかなか辿り着けないと言うが、ここまで順調順調、いつになく楽しいナイトクルーズで、大阪府突入だ。

 

で、さらに淀川を渡る。

いつ来ても、私の大好きな景色だ。

 

ゾロ目カウントダウンその弐。

国道2号を離れ、福島区(大阪梅田のやや西)で国道2号と接続する新なにわ筋を南下中だ。

やはりゾロ目達成は帰途になるか。

 

おっとここで、

原チャリライダーの癖で左の側道に入ってしまうと、その先の阿波座の大きな交差点で直進レーンに戻るのに少々慌てる事になる。

 

このように、分離された左車線の先が左折専用レーンである事が多く、大阪市内を原チャリで爆走する際の注意点の一つだ。

 

その阿波座の交差点を少し過ぎた辺りに、目指すお社があるのだが、さてさて・・・?

 

到着。現在午前2時11分、丑三つ時だ。

当然社務所や授受所は閉まっているが、境内は開いていて参拝はできる。煌々たるモノだ。

 

ふむ。

都会の真ん中にある小ぢんまりとしたお社、というのもあるのだろうが、怖い感じは全くない。スピリチュアル系の話を総合すると、怖い感じ、嫌な感じがしない場合、丑三つ時だろうが何だろうがずんずん入っていいらしい。お参りしよう!

 

このサムハラ神社だが、天之御中主命(アメノミナカヌシノミコト)を祀る珍しい神社である。

 

天之御中主命、この宇宙を造り給うた、ギリシア神話ゼウスのような神である。ただゼウスと違う所は「ハイ、他の神さんお後ヨロシク」と、宇宙の「箱」を造っただけで引っ込んでしまったため、神々の中で知名度はイマイチだという。

 

しかし、遥か宇宙から常に我々を見守り、特にその存在を知った者に対しては、事の他喜び、厚い加護を与えて下さる、と。奇跡を起こす神」と言われる所以だそうな。

 

いやはや、アマテラスやイザナギイザナミに匹敵する偉大な神が人知れず存在したとは!さすが「八百万の神々」である。この天之御中主命を知った時は、日本神道について少し勉強しようかなと思った程だ。

 

かつて昼に訪れた時同様、穏やか~な空気だ。

但し(個人的見解だが)この神社では、願い事をしてはいけない。日頃のつつがない暮らしに感謝の意を伝える。それにより、さらなる加護を頂戴できる。

 

なにしろ、相手は宇宙の創造神である。恋愛相談やら消費相談やら、個々人のセコい願い事をイチイチ聞く神ではないのだ。

 

「アメノミナカヌシ様、お助け頂きまして、ありがとうございます。」

 

・・・

 

さてこれからメーターをチラ見しながらの帰途につく訳だが、その前に、ここから程近い場所にある「名所」にちょっと寄り道。

 

神社参拝でこの記事の毒消しをした所だが、さらに猛毒を仕込みに行ってみよう。

 

前述の阿波座の交差点を大阪港方面へ向かうと、程なくしてその「名所」は現れる。

松島遊郭だ。大阪では飛田に次ぐ規模を誇る。

 

日付けを跨ぎひっそりとしているが、ぼんぼりが照らす古式ゆかしいデザインの建屋が可愛らしい。

現在では松島新地、飛田新地といった呼称が一般的だが、遊郭の流れを汲む大変由緒ある「歓楽街」だ。

底辺工場労働者である私、旦那気取りで花街を闊歩するような優雅な身分ではないが、それでも「新地」等といった素っ気ない呼び方はしたくないモノだ。

 

さて、客でもない者があまり気安くスマホを構えて良い場所ではない。そそくさと退散するとしよう。

 

ハイごめんハイごめん。ではでは。

 

ちなみにだが、規模でこそ飛田に後れを取るが、質、サービスは飛田以上、との噂もある。阪メトロ中央線(阪神電鉄なんば線九条駅降りてスグ、だ。

 

・・・

 

ゾロ目カウントダウンその参。

例の県境の川まで戻って来た所だ。

 

ここらで国道2号を離れ、すぐ南を並走する国道43号へ。

こちらの方が路肩が広く、停車しやすい。ゾロ目撮影のためにルート変更までする。

 

西宮まで戻って来た。

トリップメーターを確認する。

武庫川から約2キロ先となると・・・甲子園球場前の陸橋の辺りかな。いよいよだ。

 

キター!!!

もう一枚!

ブログにUP後も消去せずに残す「愛車の記念写真」だ。

 

横を見ると、ドンピシャ地元のシンボル。

この一枚も一緒に残してやろうか!!

 

・・・とまあ、人の寝静まった夜の夜中に一人ハシャぐ独身中年男だ。ゾロ目撮影、の指の臭いを嗅ぐが如き密かな悦しみ、である。

 

・・・

 

おや?カラスが鳴き出している。

 

ふと見上げると、おおっ!「青っぽい夜明け」だ!

夜明けが早くなったなあ。

 

読んで頂き、ありがとうございました。