こんばんは!
いよいよ暖かくなり、本格的ツーリングシーズンの到来である。
そのGW初日、天気はコレもんだ。
まあ良い。しがない中小企業の我が社、5月の1日2日はフツーに出勤日で、9連休とは行かないワケだし、シーズン到来に合わせ、今日はとあるツーリング用品をバイクに取り付けて良しとしようか。
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ウエア類に各種積載グッズ、ハイテク商品ならナビにインカム等、「ツーリング用品」は数あるが、今日取り付けに行くのは、まあ「積載グッズ」の一種だろうか。
最近中古バイクを衝動買いしたのだが、この車両、前オーナーがガッシリとした立派なキャリアを取り付けていて、これを利用し、ツーリングを少しでも快適に、という試みである。押しの強いキャラでライダーの購買意欲に訴えてはいたが、ツーリング等普段使いで難のあるモデルである事は以前の記事で書かせて頂いた。
さてバイクボックス到着だ。季節外れの寒さは緩んだようだが天気は悪い。ちゃちゃっと作業を済ませ、帰るとしよう。
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まず用意したのはご存じTANAXフックベルト。私が若かりし頃から販売されていた、超ロングセラー定番ツーリング用品だ。
そもそも「バイク用品」なんて、無駄に値段が高いだけで、ホムセンやワークショップ、カー用品量販店等で入手できる安物と実質大差ない物が大半である。
と、これが持論のヘソ曲がり変態ライダーはんぐりーまんも認める、非常に数少ないスグレモノ「バイク用品」の一つがこのフックベルトだ。
過去に何本購入した事だろう(バイク以外にもメチャメチャ使える)。超ロングセラーにはそれなりの訳がある。コスパも良く、このSサイズ、アマゾンで2本組650円ナリ。
このフックベルトに、
得意の(?)ホムセン100均グッズを組み合わせる。まあお察しの通り、キャリアに何かをしっかり固定しようと企んでいるワケだ。
まず廃チューブ再利用輪ゴムに三連リングを通す。
トラックの荷台シートをアオリフックに引っ掛けるアレだ。ホムセンで普通に売っていて、一番短い30cmのものをチョイス。お値段1本80円位だったかな。
で、その三連リングで
輪ゴムとフックベルトを連結、と。
さらにフックベルトにカラビナを並べて装着。
丸型のカラビナを選んだのは、単に据わりが良さそうだったから。特に意味はない。
後はコレをキャリアに装着するだけ。
よし!フックベルトのサイズに若干不安はあったが、ピッタリのようだ。
反対側に同じ物をもう一丁。
そして今回の主役の登場だ。
十数年前、「プチ裕福」だった頃、防水バッグで包み、緊急用にジェットスキーのトランクに忍ばせていた物だ。
あの海のオートバイも、いい気になってブチ回しているうちに、40リッター入りのタンクがあっという間にカラになったモノだ。それ以来の極悪燃費対策だ。
まずセンターを縛る。
この通り幅広ゴム付きのベルクロテープが使い易いが、ここは何でも良い。
一般的に思い浮かぶ荷締めベルトでも良いし、何なら麻紐荒縄の類でも良い(多分)。要はしっかり締まる丈夫な物なら何でも良いのだ。
ただし如何にセンターをキツくしっかり縛っても、例えばそれにツーリングネットを掛けた程度では、運転中の横ズレは防止できない。液体というのは本当に重たいものだ。
今回試行錯誤したのは、まさにその横ズレ防止の追加ストラップの掛け方である。
例えばこの細身の荷締めベルト。
このようにベルトを張った際、何かに押されてベルトが折れ曲がると上手く締まらない事が判明した。
とにかくベルトの通り道が凸凹していたり細い隙間を折り返したりすると、締めたつもりが全く締まっておらずユルユル。バックルの位置取りもシビアで、タイベルトはこういった小さな物の固定には不向きである事も改めて勉強させてもらった。
ではココでこそ麻紐荒縄の出番か!?
さすがにそれはない。が、密かにナイロンの荷造り紐は試してみた。確かに長さ、角度に位置取りが完全フレキシブルであり、横ズレは防止できる。が取り扱いの格別なる面倒臭さで、やはり紐はない。
そこで最終的に行き着いたのが、この廃チューブ再利用輪ゴムという訳だ。
バッチリである。何より不思議なのは、この通り輪ゴムに大してテンションは掛かっていない(取っ手に引っ掛けて折り返す際あまり強く引っ張ってはいない)にも関わらず、横ズレが全く発生しないという点だ。
一体どんな力学なのか想像もできないが、物としての構造は極めてシンプルながらしっかりと「仕事」をする。さすがプロドライバーご用達の品である。
取っ手で折り返して後はカラビナに引っ掛けるだけ。付け外しも簡単。1本80円で唸らせる唸らせる。
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走行中にゴボゴボとノッキングが始まり、「あ!やべ!リザーブリザーブ!」。リザーブタンクに切り替え、そしてその足でGSを探す。これが昔からバイク給油の様式美という奴であった。
ところが今回買ったこの最新式のバイク、10年落ちだが、古いバイクや原始的なバイクばかり乗ってきた者からすれば、最新式も最新式、近未来と呼んで良い。何とリザーブ切り替えをバイクが勝手にやってしまうのだ。
それリザーブの意味あるのか!?燃料警告灯の点灯が一度目か二度目かなど、歳取って記憶力の低下した頭では、いつもあやふやだ。つまり便利機能が逆に災いし、常にガス欠の恐怖が付いて回るという訳だ。
加えてネットのバイク板等での噂、街中実燃費リッター7~8キロ。これ、果たして事実その通りであった。タンク容量が15リッターなので満タン航続距離100キロちょい。
街乗りならば全く問題はない。しかし人家まばらな田舎道や高速道路では、「そろそろヤバいな」とひやひやする事しばしばあった。もちろん買ったばかりのこのバイクではない。昔、同様に航続距離100キロのバイクを所有していた。VMAXのライバル、エリミネーター900だ。
だがエリミの場合、デザイン優先の結果タンク容量が11リッターと大型四発にしては極端に小さいのが原因で、車体自体はこのRP22型VMAXより二回りも軽量コンパクト。燃料残が心配なら回転を落として走れば、リッター12~13、頑張れば15キロ走ってくれたため、いつもガス欠前にGSまで辿り着けたものだ。
この「回転落としテレテレ走行技」、根が巨漢で大飯喰らいのRP22には通用しないし、バイク用品店等で売っているアルミの1リッター缶程度では、緊急時に腹の足しにもならないであろう。
ツーリングユースに於て、航続距離100キロというのは数値以上のヤバさがあるモノだ。
3リッター缶をしょって走りつつ、5リッター缶を積載する研究を進めねばなるまい。うん、予備燃料(船か飛行機のようだな)5リッターは欲しい所だ。
読んで頂き、ありがとうございました。