這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

好きだった「作文」、再び。

特別お題「わたしがブログを書く理由

 

こんばんは!

 

「特別」お題(!)、「わたしがブログを書く理由」である。

 

「プチ自分史」でもあり、過去にUPした記事と内容がダブる所もあり、若干冗長になる可能性もあるが、そこはご容赦頂きたい。

 

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小学生の頃から「作文」が好きだった。夏休みの宿題、その定番の課題の一つである読書感想文が学校から良い評価を貰った事がそのキッカケだ。

 

我ながら奇妙な感覚なのだが、かつて読書感想文を褒められたからと言って、読書も好きかと言うと、決してそうではない。

 

近年印象に残った作品と言えば、大沢在昌新宿鮫シリーズを読み、「あ、この作家の文章、スピード感があって面白いな。」と思ったが、もう何年前になろうか。以来本らしい本を手に取ってはいない。

 

まして「純文学」なぞ、読み始めて5分ともたず寝落ちする自信がある。実は読書自体は昔からあまり得意ではないのだ。

 

ご記憶にある方も多いと思うが、初歩的な読書感想文の書き方として、「物語の主人公に宛てて手紙を書きなさい。」と教わったのではないだろうか。しかし読書嫌いの小僧であった私、何を読んでも主人公に手紙をしたためたくなるほど感情移入はしなかったのである。

 

感情移入などしようがしまいが夏休みの課題だ。なんとか新学期までに形だけでも仕上げねばならない。そこで物語の中で印象に残ったシーンを順々にピックアップし、それに対する感想を添え箇条書き的に羅列、書き殴ってやった。

 

何とこのいい加減な「箇条書き的読書感想文」が学校から評価されたのである。要するに「論文になっている」と。思えばこの時、作文の「技術」「コツ」、それらの極初歩的な「種」的なモノを手に入れる事ができたのだろう。

 

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やがて中学高校へ進むと、コイツは受験科目「小論文」へと名を変える。やれ弁証法帰納法だ起承転結を付けなさい等と小ウルサい条件がイロイロと付くようになるが、小学生時代に偶然、作文の「カンペ的コツ」を手に入れた私、難なくクリアできた。

 

もう学校の評価なんぞどうでも良かった。作文そのものが楽しかった。

 

そして大学入試。得意の小論文で挑んだ学校は、「ゼロ」だ。この辺が将来のハズしまくり人生を暗示するモノがあるが、その後の大学の卒業論文で、私の作文好きは一旦集大成を迎える。

 

400字詰め原稿用紙30枚以上。聞くと大変な感じだが、楽しみながら書き上げる事ができた。むしろあの当時はコピー機の性能が悪く、卒論に添付する参考資料のコピーの方が余程大変だったのが印象深く残る。

 

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社会へ出ると、いわゆる「職レポ」というモノがある。出張や研修、OJT等を受けた際会社に提出するレポートの事だ。

 

新入社員の頃、この職レポを提出した際、上司によく注意されたモノだった。

 

「はんぐりーまん君、『作文』してちゃダメだ。もっと簡潔にまとめないと。」

 

こうして私の作文趣味は、永く永く封印される事となった。

 

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いきなり時代は飛んで昨年2022年10月、大変お恥ずかしい話だが、アフィリエイト副業詐欺に引っ掛かった。

 

「スキマ時間で誰でも簡単、スマホで副業~♪」とか言って実際は役にも立たないサポート教材売りつけて終わりというアレだ。

 

ところがこの業者が送り付けてきた資料、単にブログ開設の手順書としては、もう笑ってしまうほど秀逸なのだ。アカウントの取り方から将来的な広告の貼り方まで、私のようなローテク人間にも非常に分かり易く解説がなされている(それで謳い文句通り稼げるかどうかは別だが)。

 

「そうだ、作文、もういっぺんやってみようかな。」

 

泣き寝入りでは面白くない。若い頃好きだった作文、こうして趣味として再開する事にした訳だ。

 

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副業業者のマニュアルに従い、最初にアカウントを作成したのはfc2だった。

 

fc2、ご存じの通り、広告その他で「収入を上げたい人」向けのブログサービスだ。非常に多機能高性能なのだが、私のように単に作文を書き殴りたいだけの者にしてみれば、むしろオーバースペックで使いにくいのだ。

 

自分のブログページを開き、カスタマイズボタンを押す。・・・何だこれは。さっぱり訳が分からん。戦闘機のバトルインフォか何かみたいだな。そこらへんのドロップボタンを適当に押す。候補が並ぶ。・・・全部意味不明だ。

 

こんな調子であった。

 

そこで、シンプルで使いやすいと紹介されていたはてなブログの方で、趣味の作文を再開する事にした。2022年11月の事だ。

 

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制約もなく自由に作文できるなら、やはり趣味であるバイク、語りたい事も多い。おっ、「バイクグループ」あるじゃないか!早速グループに参加し、ブログの投稿を始めた。

 

私は週末の夜、解放感を楽しむためバイクで出かける習慣がある(齢50も過ぎて暴走族まがいではあるが)。今では道々でスマホを取り出し、夜の街の写真を撮るようになっている。ブログにUPするためだ。

 

いわゆる「ツーリングレポート」ではない。夜に見知らぬ遠い街へバイクで出かけても、道に迷うか田んぼにでも落下するのがオチというもの。勝手知ったる地元と周辺の街々、その夜の表情を投稿する、これが「はてなバイクグループ」での私の「型」となった。

 

ブログを始めてまだ一年足らず。さらに基本週末ごとの「亀」更新である。まだまだ読者も少ないのが現実だが、それで良い。

 

まず週末までに行先を考える。文も画像もブログに「映える」テーマが望ましい。そして週末夜、写真を撮りつつコメントを考えつつバイクを走らせる。家に戻ったなら、前夜集めた画像を貼りながら楽しい作文の時間が待っているという訳だ。

 

ただ漫然とバイクを走らせるより、お陰様で大変充実した週末を過ごさせてもらっている。乗るも趣味、書くも趣味、である。

 

こんな100%個人的趣味、愉しみで書き殴る駄文を読んで下さる方、スターやコメントを下さる方、本当にありがとう。

 

私はマスツー(集団ツーリング)はやらない。当たり前だ。深夜未明に知人を叩き起こして同行を求めるなどもってのほかである。故に、私の下手なブログ記事を通して、その時感じた週末の解放感なり、夜風の涼しさなり、少しでも共有して頂けたのなら望外、とても嬉しく思う。

 

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作文を楽しむ事がブログを書く主な理由であるからして、ここへ来て、今後に向けていくつか課題のようなモノも現れ始めている。

 

読者登録をして記事を楽しみに拝読させて頂いている方の中に、プロのライターさんがいる。非常に丁寧かつ流麗で美しい文体、その上簡潔。「さすが」という他にない。

 

かくありたい。私の駄文を読んで下さる方々には、やはり丁寧な言葉で気持ちを綴りたい。しかし私の文章力では、語尾に「~です。~ます。」を持って来ると、なぜか表現したいニュアンスと乖離してしまう事が非常に多いのだ。

 

よってこの偉そうな論文調である。まあブログを楽しむにあたってのバックボーンが学生時代の作文小論文だ。ひょっとしたらこの「論文調」だけはこの先ずっと治らないかも知れない。

 

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こうして自由に作文を楽しめるツールを手に入れ、果たしてバイクの話ばかりしていて良いモノか。勿体ない。今回を始め面白そうな「お題」を見つけ、時々チャレンジしてはいるが、他に何か話題でもないものかな。

 

独り者である。残念ながら「家族の話題」はどこを捻っても出てこないという奴だ。

 

グルメではない。極上霜降り肉もホカ弁ステーキ丼もどちらも「牛肉の味」だ。こんなんでは「食レポ」もダメだな。

 

「ゲーム」。プレイステーションで初めて遊んだ時は、私も人並みに感動したモノだったが、今では近眼強乱視に老眼が追加され、モニターを長時間凝視する事ができなくなってしまった。これが霞目か。鬱陶しいモノだ。

 

「ペット」。親が転勤族であったため、小動物を飼う習慣がない。そもそも最近はその辺から野良犬でも捕まえて来て首輪を付ければそれで良いという訳にも行かないらしい。なかなか敷居の高い「高級趣味」のようだ。

 

ネットの普及以来、TVもすっかり見なくなった。音楽芸能、若い頃は好きだったが今では一番疎い物の一つだ。一方このネットという奴、各自興味のあるコンテンツしか引っ張り出さないため、人と共通の話題を持つに至る事は、私の知る限り、ない。

 

うーむ、やはり当面は趣味のバイクの話が中心になるであろうか。「論文調」で。

 

バイクやドライブ、サイクリングネタの欠点として、家を出て現地を見て回り、道中の写真を集める等、ブログを書くための前準備に非常に時間と手間がかかる。それがまた楽しいのだが、更新頻度という点でやはり不利である。

 

その点、楽しみながら試行錯誤しつつ、むろん新たな話題にもチャレンジしつつ、これからもコツコツと記事の投稿を続けて行こう。この新しい自由なテーマの「作文」、楽しくて仕方がない。

 

読んで頂き、ありがとうございました。