這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

バイク乗り目線のカーライフについてちょっと考えた。

こんばんは!

 

昨日車の定期点検があり思った事、私のカーライフや前に少し触れたエコカーグリーン税制なんかも絡めて語ってみます。

 

バイク好きだからクルマは興味ないか?雨風しのげて前に走りゃあどれでも一緒か?

 

・・・いえいえとんでもございません。クルマ、大好きですよ!

 

先代の愛車はBMWの2シーターオープンだった。もちろん中古。お気付きの方もいらっしゃると思うが、BMWVWメルセデスといったドイツ車勢、その圧倒的ブランド力とは裏腹に、新車価格に比べ中古相場が全体的にリーズナブルである事(ポルシェは別)。

 

この「程度の割に安いドイツ車」、正体はメーカーあるいはディーラーの保証期限の切れた車両達なのである。購入後不具合が起きる。保証期限切れのため修理代は全て自腹。こうなると、単純な整備でも国産車とは比べ物にならない程高額な見積もりが来る。どこまで事実かは知らないが、噂される「ネジ1本1000円」の世界が襲来するというワケだ。

 

これが中古車市場で嫌われている原因らしいのだが、では我々消費者はどうすれば良いのか?

 

簡単である。ぶつけたり大きな故障が起きた時は、下手に修理など出さずそのままポイすれば良いのだ。この「乗り捨て中古ドイツ車」、私のような貧乏人のカーライフには大いにアリだと思う。

 

フロントミッドシップ、コシのある足回り、パワステの味付けも国産車とは違っており、峠道を流して本当に楽しいクルマだった。あの有名なキャッチコピー「駆け抜ける喜び」、貧乏人でありながら堪能できた。お金持ちの食べ残しを禿鷹のようにつつきしゃぶる。イヤ最高だったなあ。

 

むろん中古車である以上当たり外れはあるかと思う。しかし日本車同様丈夫なクルマであるから、所有していた6年間、大きなトラブルは無かった事は付け加えておく。

 

で、そのビーエムの前が旧MINI。購入後英ローバーが突然MINIブランドを売却、取り扱い中止という前代未聞のハプニングに見舞われたがなんのなんの。ほど近い大阪府豊中市に全国的に有名なMINIのスペシャルショップがあり、少しずつカスタムやチューニングを楽しみながら結局20年近くもハマり狂っていた。

 

とにかくあのテのクルマ、ガラス張りのキレイなショールームでべっぴんさんが淹れてくれたコーヒーすするより、ツナギ着たメカニックさんがそのまま接客もやっているようなお店でお世話になった方が、百倍千倍楽しめる。

 

原始的なクルマなので、ほんのちょっとイジっただけで劇的に乗り味が変化する!まだ・・・我々庶民が買える値段かな?クルマ好きの方、是非一度ご検討あれ!なにしろエンジンのコンプリートキットが各ステージごとに普通に売られているクルマなぞ、少なくとも私は他に見た事がない!

 

で、現在の愛車。

キラリーン!!ドヤァ!!!

・・・グリーン税ですよ。一言でぶっちゃけるならその反動。それほどエコカーに乗り替えろ言うんなら、やったろうやないかい。実はダイハツさんの営業所が家から徒歩圏内で、お店の前を通る度、ああ、クルマ道楽やめたらダイハツかなあ、と昔から何となく考えていたのが現実になったというワケだ。

 

グリーン税制への尽きぬ恨みを、前のビーエムを引き合いに出し、愚痴る。

 

2.8リッター直列6気筒

 

まあV6や直4と比べ、実際乗って特別何が違うという事もないのだろうが、クルマ好きならこの文言一つでジャケ買いするレベルではないだろうか。しかしそれなりに排気量があるため、まず基本税額が高い。それに加えグリーン重課税1割5分増しで・・・。

 

おいおいおいおい、もうちょっとでV8のアメ車イケるやないかい!!!

 

あこがれのファルコンとか!!まあマックスの愛車と違い、ノーマルのフォードファルコンは愕然とする位野暮ったいクルマなのは知っているが。

 

税金というモノは、商品やサービスといった目に見える対価がすぐ戻って来る訳ではありません。だから、こんな風に比較検討しだすとズッシリこたえるんだな、我々貧乏人には。で、悔しいので一番税金を払わなくて済むクルマに行き着いたとさ。

 

その税金を払わなくて済むクルマ、そんなコスパも含めただただ日常の生活道具にのみ特化したようなクルマ、これが・・・意外と食える。ドライブする楽しさが全くないかと言えば、決してそうではない。さすがに一旦アクセルを緩めた後の再加速だけはもう死ぬ程ダルいが、不満点はそれ位?毎年5月に憂鬱にならずに済む事を考えると、これも充分アリだな!

 

そんなムーブ号の定期点検に行って来たのだが、整備待ちの間に担当の営業さん、ダイハツポートの登録の仕方を情弱の私(特にスマホが苦手)に懇切丁寧に教えつつ、買い替えの案内をしてくれた。

 

色々な意味で5年が替え時だという。そうか。「意外と食える」でもう5年過ぎたか。作ってくれた仮見積もりを見る。

 

おおっ!?

 

5年落ちた。モデルチェンジで新型も出た。にもかかわらず現段階で下取り価格が50~70万出せるというではないか!副業詐欺に引っかかって大変な時にクルマ買い替えるとかどエラい事だが、これはこれは、気を良くしてしまうぞ!!

 

ムーブ号、全くノントラブルでここまで頑張ってくれたのだが、これがさらに6年目、7年目、それ以上となると、バイク好きの目線で、非常に大きな不安要素もある。

 

CVT

 

コレ、何の事ないあのスクーターのVベルト無段変速装置をクルマに応用した物だと言う。私はスクーターには乗らない。現在は二輪でもスクーターを中心としたAT車が主流になっており、それなりに技術的な改善はなされているのであろうが、この無段変速装置のネガ評として、

 

・従来のトランスミッションに比べ耐久性に欠ける。

 

・ある日ある時突然壊れる。

 

・壊れたら一発立ち往生。

 

・修理費用が高額。

 

というもの。実際路上で故障する確率はどうなの?となると極めて低いのだろうが、ロではない。よって私は、たとえ50ccでも、昔ながらのガッチョガッチョと足で変速するタイプ(カブ系)しか乗らないのだ。

 

ムーブ号の契約時、軽や小型車の場合、CVTが登場してから、MTやトルコンは商用車等一部の特殊な車両にしか設定されていないという説明は聞いた。ああ、今時のクルマはエンジンが動かなくなるまで乗り潰せるモノではないんだな、とその時確かに思った。5年で買い替えか。

 

そうか。そうか。

 

読んで頂き、ありがとうございました。