這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

サルート。

こんばんは!

 

PCの不調が続いており、軽めの商品レビューでも。もっともひねくれ者の私、ありきたりの品物をブログで取り上げる事はないのだが。

 

過去記事でも少し触れたが、私の知人で、神戸福原で働くガチもんの風俗嬢がいる。お断りしておくが、有償無償問わず、彼女との肉体関係はない。まあ一風変わった職業で生計を立てているという点で存在感はあるが、単なる知人である。

 

風の噂に「反社」の影もチラつくが、私がかの業種業界に割と好意的なのもこの「嬢」の存在が大きい。清流に魚住まず、とも言う

 

で、この嬢だが、たまにLINEで食事や飲みに誘ってくる。派手な世界に住み、周りに「男前」も多かろうに、なぜ私のようなショボくれたおっさんにLINEを回してくるのだろう。

 

どうも私は「夜遅くなってもイヤな顔せず話に付き合ってくれる奴」リストに入っているらしいのだ。何か聞いて欲しい愚痴でもあるのかな。それだけの事。どうせこちらも休日は夜行性だ。

 

何より、女性と会うような機会もめっきり減った。どれ、手ぶらじゃナンだし、ささやかな手土産でも用意しようか。

 

という事で、今回はキャバ、ラウンジ、風俗嬢やショーガールといった「夜の女性」に差し入れる手土産についての話である。

 

あるお店にお気に入りの子がいて通っている、なんて御仁はご参考までに。

 

・・・

 

ジュエリー、ブランド物の洋服やバッグといった高額なもの。言わずもがなNGである。むろんそれ自体が悪い訳ではない。さぞ喜んでくれるであろう。

 

しかし相手は私のような低所得層一ヶ月分の薄給くらい、下手したら一晩で稼ぐ子達である。金銭感覚なんぞ完全に麻痺していると見て間違いない。

 

つまり、その高額なプレゼントに込められた熱き想いが通じる事はない。まず100%ない。

 

もし貴方が、ただ相手の喜ぶ顔が見たい、それ以上のモノは求めないといった見上げた豪傑でもない限り、やがて病んで行くであろう。後はまるっきり刑事ドラマのネタさながらの世界が待っている(かも)。

 

どうせなら喜んでもらえる物が良い。当然だ。だがいかんせん相手は特殊な商売をやっている女性。「ほどほど感」が実にムズカシい。

 

そこで!お値段も手頃でジャマにもならず、誰に持って行っても確実に喜ばれる「差し入れ」を一つ紹介しよう。

サルート。

 

有名肌着メーカー、ワコールがプロデュースする、そんな夜の女性達「御用達」の異名を取るランジェリーブランドである。

 

この御用達ってのが実はミソで、要は彼女達からすれば毎日仕事で使う「ユニホーム」であり必要な消耗品なのだ。

 

よってカラーやデザインなんぞ贈り手が好き勝手に選んで良いし、相手が全く同じ物を二着三着持っていても良い。くれる方ももらう方も細かい所を全く気にする必要がないのだ。

 

「恋人でもない女性に下着を贈るのか?」といった問いに対する答えもここにある。

 

またワコールの特約店でしか扱っておらず、普段の食品日用品の買物ついでに購入する事ができない。こんな所も喜ばれる理由である。

 

洋服はNGと述べたが、高額であるという理由以外にも細かな好き嫌いや似合う似合わないといった、むしろ個人的に親しい女性以外には踏み込めない「領域」が存在している。

 

じゃあパンツでどうだ!?

 

痛快な事にこれがストライクなのだ。

 

・・・

 

私は専ら通販サイトでこの商品を購入している。新作で25%OFF、型落ちのモデルになると最大で35%OFFというバーゲンプライス。

 

「サルートを値引きしてる店があんの!?」嬢も目を丸くする。話の種にもなるという奴だ。

 

何も特殊下着ばかり扱う店ではないので、参考までに。

https://www.wakudoki.ne.jp/ec/cmShopTopPage1.html

 

さて今回は・・・新作はなんかイマイチ、と言うか似たデザインの奴を以前持って行ったような気がする。よし、「型落ち」を漁ってやれ!サイズの合う奴が売れ残っていたらお買い得だ。

 

仮にも女性へのプレゼントを選ぶにあたり、あまり褒められた態度ではない。だが先述の通りこういった選び方も全然アリなのである。結局一年位前の売れ残りを35%引きで買ってやった。

 

・・・

 

やがて小包が届く。

いざ開封

・・・とか何とか、同じように作文(ブログ)を楽しむにしろ、こんな家の中だけで完結するネタってホンマ楽チンやなあ。暑さ寒さに空腹や睡魔と戦いながらのナイトクルーズなんて一体全体何やってんだかって感じだが、まあ趣味なので。

 

それはさておき、バーゲンプライスは大変結構だが、この通りの簡易包装だ。ギフト包装はプラス実費がかかる。

プライスタグも貼り付いたまんまだ。

 

で、まずはこの値札の部分をちぎる作業が必要になる。

まあ相手もどんな物か良く知っているし、ネットで安く買っている事も話しているのだが、一応礼儀として。

 

この値札をちぎる作業ついでに、しばし手に取って観察を楽しむ(嬢も了承済)。単純に工業製品として非常に珍しい品物であるが故だ。じきに人の手に渡すとは言え、実はこれ、私自身にとっても楽しい買物である。

 

・・・

 

ブラの裏側だ。

下着に限らず、婦人衣料という奴はとかくこんなカーブに立体裁断てんこ盛りで、我々工場労働者目線で言う「工程の多い厄介な代物」のようだ。

 

サルート以外の婦人肌着は買った事がないので良く分からないのだが、ワコール社のハイエンドモデルとは言え、他の一般的な物と比べさほど高価という訳でもない、そんな気もする。

 

オモテだ。

白のベース生地にレースを被せ、その上に刺繍アップリケを奢る。凝りに凝った造りだ。一見して大量生産は利くまい。縫い子さんが一本一本丁寧にミシンがけする姿が目に浮かぶ。

 

ヒカリモノ埋め込み。

ストラップにもアップリケ。

これでもか!といった感じだ。

 

ご覧の通りコレ、服の下に隠すような物ではない。明らかに「人に見せる物」である。しかしこれで天下の往来を闊歩できるかと言うと、そうも行かない。極めて特殊な衣料品と言える。

 

おパンツだ。

やはり白ベースにレース、アップリケの豪華「三階建て」。二枚で680円の私のデカパンとえらい違いだな。工業製品として同じ種類の物とは到底思えない。

 

ちなみに嬢曰く、「日本女性は白人やアフロのようにお尻にボリュームがない。だから完全ヒモTよりレースやフリルで誤魔化してある奴がいい。」

サイド、バックレース打ち。よし!

 

・・・

 

繰り返しになるが、あるお店に「お気に入り」のいるそこの貴方、次回その子と会ったなら、恥ずかしがらずにサクッとブラのサイズを尋ねるべし。コレは必須。ブラジャーという奴、我々男共が想像する以上に細かくサイズが分かれている。

 

心配はいらない。彼女達は「性」を連想させる物に対してやはり大らかである。「サルート持って来てあげる。」と言えば、目を細め、いい笑顔を見せてくれるに違いない。おススメである。

 

いつぞやのキャッチコピーで、読んで思わずニヤリとさせられる一節があった。サルートに金を払っているのは、実は我々男共が多いという事を匂わせるような内容であった。

 

「特別な人に花を贈るように・・・」

 

読んで頂き、ありがとうございました。