這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

カテゴリ「社会勉強」:出会えない系サイト。

こんばんは!

 

初回、二回目投稿と、副業ビジネスについて吠えさせて頂いたが、これからは読んでくれた方がほっこりするような「ちょっといい話」系を綴って行くのだ(書けるんかい!?)。

 

という訳で、他の方の記事を拝読したり、はてな事務局さんのインフォメーションに目を通したりしていた。すると・・・。

 

ちょっと待てちょっと待て!!

 

何でも、投稿三回で「ようこそブログ」へ招待してくれるとかくれないとか?ならばこの三度目の投稿、前二回とある程度テーマを揃えておいた方が良くないか・・・!?

 

そこで、金銭がからむ失敗談を「社会勉強」のタイトルでカテゴライズさせて頂く事にしました。このド底辺の工場作業者、この先も必ず何かやらかすだろうし、他細かい物も含めると、それこそもう山ほど星の数ほど経験しました。何か面白いネタでも思い出すかも知れない。

 

では行きます。今回はちょっと軽めの奴。

 

最近はどんな名称、スタイルで売り出されているのかな?マッチングアプリ

 

はいはいはいはいはいはい!

 

やはり工場勤めなんかしていると、女性との出会いは、ない。イヤ、うちの会社、製造業の割に女性社員は多い方かな。しかし事務や細かい手作業を担当する女性従業員は遥か別室で作業しており、普段顔を合わす事はない。飲みや食事に誘ったとて共通の話題もない。名前と顔が一致している人すら少ない。街中そこらへん歩いている女性達とさして変わらん訳だ。

 

そこではんぐりーまん、ダイアルQ2(知ってる!?)の時代から銭ドブやっちゃってますよ!!

 

あれは2000年代初頭の頃か。インターネットの普及に伴い、マッチングツールが従来の電話から会員制サイトを介してのメールのやりとりへと移行し、知らない女性と電話する気まずさから解放されコレはいい!という事で、私も含め(多分)多くの男共がハマったのが今回のテーマ、出会い系サイトである。

 

ムーブメントの陰には必ず悪徳業者がはびこる。まずは当時無数に「かつ消えかつ結び」していた詐欺まがいの悪質サイトの話から。

 

絶対安心!サクラゼロ宣言!!

 

・・・さもありなん。当時こういったキャッチコピーでカモを待ち構えていた悪質サイトというのは、未確認情報ながら、女性会員など最初からいない。おっさん何人かでマンションの一室(←悪徳商法を語る上でつくづくええキーワードやな、コレ!)にPCを並べ、女性会員のフリをしてせっせとカモ客のメールに返信する。なかなか微笑ましい光景が想像されるが、まあ確かにサクラゼロだな。サクラ「すら」いないのだから。

 

では女性会員が存在しないのにどうやって収益を上げるのか?それがポイント制。客は女性会員にメールする「権利」を買うのだ。メールで1文字打つごとに1ポイント消費される。つまりあらかじめ200ポイント購入しておけば、200字分のメールが送れますよ、という計算になる。お金に換算すると、かつて私が引っかかった業者の場合、メール1文字(=1ポイント)50円位だったと記憶している。

 

まあ普通に考えて、うら若き女性が私如きに会いたいと思う筈もない。ところが試しにこの詐欺サイトにプロフを登録するや、自称19歳女子大生やら23歳OLから、

 

「お返事待ってま~す(はあと)。」

 

的なメールがじゃんじゃん入って来る。勤務中は携帯にブロックをかける必要がある位じゃんじゃん、である。ありえない!ありえないが、つい浮かれてポイントを買ってしまいましたとさ。

 

「32歳看護師です。オバさんだけどいいかな?無視しないでほしいな。」

 

などと来られたら、こちらとしてもグッと来てしまうではないか!!

 

誰にも会えぬまま、半信半疑のまま、1文字50円のメールを続けていた(楽しくなかったと言えばウソになる)。ところがある日、サクラのおっさん、返信メールで決定的なミスを犯す。

 

  私「家が○○町やけど、○○ちゃんはどこに住んでるんかな?」

 

サクラ「わーい!同じ廿日市市内だよ。すぐ会えるよ~!!」

 

  私「えっ!?こっち兵庫県やねんけど。」

 

サクラ「・・・。」

 

どうやら広島の廿日市に同名の町があるらしい。おいおいおっさん!これボスにバレたら大目玉やで!!まだポイントはメール数回分残っていたが、こんな幕切れであった。

 

続けていたのは1ヶ月弱位。メールの途中でポイント0になると振り込み行くのが面倒なので、クレカ決済していた。翌月請求が来る。

 

社会勉強代、約15万円(確か)な~り。

 

あーまた長くなりそうだ!ここでやっと半分だ。ブログ始めて気付いたのだが、どーもこう書き出すと興奮してきて止まらなくなる!慣れてきたら同じテーマを二回、三回に分けて投稿する事も考えているが、初めからそんな作家気取りで勿体つけるようなマネはしたくない。読んでくれてる方、スンマセン、もうちょっと頑張ってお付き合い下さい!

 

15万ドブに捨て、次に目を付けたのが、「真面目な出会いを応援する」優良定額制サイト。文字通りポイント制ではなく月額制。女性会員は登録無料で男性会員も月確か3000円位でメール無制限、ブログあり、オフ会その他各種イベントあり。

 

素晴らしくないか!?前月予定外の出費もあったし何よりこのコスパだ!早速登録しプロフを上げる。

 

・・・静寂。詐欺サイトではうるさい位メールが来ていたのに全く反応がない。

 

サイトHPのHow toを見ると、「女性会員の一覧を見て気になった女性には片っ端からメール送って下さい。まずはここからです!」といった文言。まあそうだろうな。まずこちらから女性に声かけないと。当たり前っちゃ当たり前だ。

 

プロフを見てフィーリングの合いそうな女性会員にメールを送る。まだ見ぬ女性にあまりまったりとした恋文を送るのも変なので、まずは軽い自己紹介程度のものだ。

 

・・・またも静寂。反応なし。

 

「まじめな」サイトなんだし、一週間返信を待つ事にしよう。相手も忙しいのかも知れないし、他の女性会員にメール出した後で返信来たりしたら面倒だ。

 

結局返信は貰えず、他の女性にメールをしたためる。

 

・・・またまた反応なし。

 

また一週間待ってみよう。待つ身はツラいね~。

 

結局これを繰り返したが、誰一人返信をくれる女性会員はおらず、梨のつぶて、暖簾に腕押しの状況が続いた。

 

よ~し、では律儀に待つのはやめて、HPにあったように「片っ端から」メールしてやれ!

 

結果。10人にメールしたとして、丁重なお断わりの返信をくれた女性が1人、2~3回メールやり取りした後連絡がつかなくなった女性が1人、後の8人はガン無視。割合としてはこんな感じであった。

 

メールしてもとにかく反応がない。なんじゃこりゃ!?ここも女性会員なんか存在しない詐欺サイトか!?

 

いや違う。ブログを投稿した時などビックリする位足跡が付くし、チャットで複数の女性会員と世間話もしていた。オフ会に誘ってくれる女性会員もいたり、さすがにマンション一室のおっさん詐欺サイトではここまで手の込んだマネはできまい。

 

つまり私は異性としては女性会員達から相手にされていないという事。

 

口は悪いがとてもフレンドリーでよくチャットしてた女性会員さんが、その時は珍しくやんわりと、非常に遠回しに(最初何を言っているのか解らなかった)私がモテない理由を教えてくれた。

 

「年収400万」

 

女性会員の気を引くため、プロフ、特に年収欄にウソを書く輩が多いそうだが、私は(この件に限らず)背伸びしたり自分を飾ったりするのが好きではない為、バカ正直に己の安月給ぶりをさらけ出し、「男版壁の花」をやっていた、という訳だ。

 

世の女性達を非難、攻撃する気は毛頭ない。この出会い系での失敗の理由は、ひとえに「温度差」である。男共は割と気軽にこの手のコミュニティに参加するのではないか?「まずは茶飲み友達から。恋愛関係に発展するかどうかは、後でいいや。」的な。実際私もそうだった。しかし女性のメンバー達は、伴侶を探しに来ているのだ。安月給の男なぞ、まあ一番最初に候補から除外されるであろう。

 

結論、もしあなたが充分な収入をお持ちなら(下馬評では800万以上)、出会い系サイト、是非ご利用をおススメ致します。もうよりどりみどりの状態になるそうですよ!

 

それかあなたが、無視されてもさらに無視されても女性会員にメールを送り続ける事ができる強靭なメンタルをお持ちなら、いつの日か理解してくれる女性会員とめぐり会えるかも知れません。

 

お叱りを覚悟で、特に中年以降の男の価値は、容姿でも人柄でもなく一にも二にも収入か。勉強になったなあ。

 

あれから10年以上過ぎた。

 

会社の共用部の清掃をしてくれている清掃会社の担当のOさん、大変気のいいご婦人で、

 

「はんぐりーまんさん、アンタいつまでもそんな独りでおったらアカンでー!彼女紹介してあげる、彼女!!」

 

「は、はあ。」(←出会い系での経験がある為あまり乗り気でない。)

 

当日、Oさん、Oさんの友人女性、私の三人で待ち合わせ、しばしお茶しながら歓談し、やがてOさんが離れる。

 

二人きりになって、その女性の第一声。

 

「はんぐりーまんさん、お給料おいくら?」

 

・・・ごめんなさいね。あなたが期待する返答、安月給の私には用意できません。お昼ごちそうしたら駅まで送ります。今日は私の為にわざわざ出て来てくれてありがとう。サイナラ、サイナラ!!

 

イヤー長文失礼!

 

読んで頂き、ありがとうございました。