這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

ナイトクルーズⅣ コンテナ巡り。

こんばんは!

 

今回の原チャリナイトクルーズは、かなりマニアックなテーマで行きます。利用を検討中のライダーの参考にでもなれば、と記事にしました。

 

かつてハーレーダビッドソンという、ひどく保管場所に難儀するバイクを長い間愛用していた(四台乗り継ぎでジャスト四半世紀)事から、私は今回のテーマ、バイクボックス(レンタルコンテナ)登場初期の頃からのユーザーである。

 

お世話になっているのは、関西一円では同じく利用中の方もおられると思うが、某オレンジ色のコンテナがトレードマークの、てかもうこの段階で屋号、ブランドが丸出しになっているので、あえて伏せる事はあるまい。そのまんま「オレンジコンテナ」さんである。

 

これから一(イチ)ユーザーとしての率直な感想、少しばかりネガな事も含まれるので最初にお断りさせて頂くのたが、このオレンジコンテナさん、ほとんど全ての物件で一般のレンタルスペースとバイク「専用」のスペースが併設されており、我々バイク乗りにとって同業他社とは使い勝手がもう別格(詳しくは同社HP)。これからも永くお世話になるつもりだが「その上で」という話である。

 

さてこのバイクボックス(レンタルコンテナ)だが、大なり小なり自宅から離れた場所にバイクを保管する訳で、快適に利用するにはやはり様々な条件という物が出てくる。まず私の経験からそれらを挙げてみよう。

 

まず周辺環境も含めた立地面。

 

①公共の交通機関で楽にアクセスできるかどうか。車検や整備で車両預かりとなった時、バイクの場合クルマのディーラー等とは違い、代車を常に頼めるとは限らない。公共交通機関を利用しての、自宅↔バイクボックス↔販売店、このルートをきちっと考慮した上で借りる物件の場所を決めなければ、後々その時になって後悔する事になる。

 

➁住宅街の中にある物件は極力避ける。①は誰にでも想像できるかと思うが、私の経験上、地味に重要なのがコレ。理由は後述する。

 

次に物件各々の造り、スペック。

 

①下が舗装されている事。

 

➁レイアウトがゆったり目で、コンテナ間(通路)が広くとられている事。

 

中型以上のバイクを楽に出し入れするにあたり、重要なポイントだ。

 

100%上の条件にかなっている物件など、まあなかなか見つからない。ただし「隠れ家」的魅力も持つこのバイクボックス、より良い物件がないかたまに物色して回る、これも楽しみの一つだ。特にオレンジコンテナさんの場合、一件契約してしまえば、物件移動の手数料は格安である。

 

それでは出発。現在20時37分。

まずは現在利用中の物件を紹介しよう。

立地としては、物件の北側を走る国道171号線。交差点高架の側道脇だ。

南側には県道334号線。

この二本の幹線道路の合流点あり、大きな道路に挟まれているような感じだ。

 

後ろを振り返るとすぐ、

JR伊丹駅方面へ向かうバス停(伊丹市バス)。

 

少し西になるが、こちらは尼崎方面へ向かうバス停(阪神バス)。

物件から徒歩数分といった所。

 

写真の隅に写っているが、近くにコンビニとホムセン、さらに県道を挟んで向かいにはガソリンスタンドがあり、周辺環境としてはかなりの「上物」

 

一方この物件の欠点として、

この通り通路が狭い事と、あと下が砂利なので特に重量車は取り回しがやりにくい事。環境は良いが造りが今一つ、といった所か。

 

また直線距離で数キロとは言え、自宅のある西宮から隣町の伊丹はやはり遠く、例えば神戸方面へ走りに行く。その帰り自宅付近を通り過ぎ、伊丹のバイクボックスでモンキーに乗り換えまた西宮まで戻る。これで軽く一時間は帰宅が遅くなってしまう。

 

という事でこの物件、100点満点中70点といった所だ。まあ満足はしているが、移動を検討中の物件(現在満室空き待ち)、次に訪ねてみるとしよう。

 

と、その前に、コンテナの写真ばかりでは殺風景なので、

前回記事で門前払いを食ったサンシャインワーフ神戸(深夜12時過ぎに訪問する方が悪いのだが)。

今夜は間に合った!

 

そう言えば今夜はイブだなあ。

イブの夜にデートに誘う女性もおらず、こうして独り寒さで鼻水たらしつつ原チャリで爆走するボッチ中年男だ。

 

モール2階のデッキから。

もう少しだけあの橋に近づいて見物しよう。下の広場に降りる。

海側から、このモールの全景。

写真では切れてしまったが、このモールの向かって左端にオートバックスがあり、そこに良く買物に来ている。あと2階中央付近にある100均も常連だ。

 

話は変わるが、モンキーにトップケースを取り付けた。

この便利なトップケース、ご愛用のライダーさんも多いと思うが、バイクのフォルムを崩してしまうという欠点もこれまた事実。特にデザイン先行のモデルには、相当な鬼門臭がすると言って良いだろう。

 

こちらのトップケースも、前オーナーさんが取り付け、そのまま中古車として売りに出されていたのだが、

「ナニコレ!?そもそも大きさのバランスが全然とれてへんやん。」

と、購入するや即取り外し、家の押し入れに保管していた物である(代わりの収納スペースとして、実用性とダサカッコ良さを兼ね備える原チャリの特権、前カゴだ)。

 

ところが、である。特に夜間、モンキーは小さ過ぎて、道行くクルマから見落とされがちな事をちょくちょく実感する。ブログのネタに、と言いつつ自らドハマりしているこのナイトクルーズの安全性を高めるため、言うなればノボリかアドバルーン代わりに、この反射板の付いたでっかいトップケースを復活させたという訳だ。

 

ちなみに前カゴとよれよれのバッグで収納スペースはこと足りているため、現在トップケースの中はこんな感じだ。

・・・おっと、あまり道草を食っている時間はない。実はよく訪れるこのサンシャインワーフ神戸の近くに、次に狙う物件があるのだ。

 

ほど近い魚崎浜埋立地へ入る。これは先程サンシャインワーフ神戸から見た橋(阪神高速湾岸線)の真下あたり。

 

到着。この埋立地にある、目指す物件だ。

ちょっと写真が暗くなってしまったが、下も舗装されていて、通路も広々。

やはり自宅から少し離れているが、神戸方面へ走りに行く事が多いので、西へのズレは問題ない。ツーリング後、お気に入りの散策ポイントで休憩できるのが何より魅力的だ。

 

道路を挟んでこの物件のお向かい。トラックターミナルのようだ。

ひどく殺風景とか、何となく怖いとか仰る事なかれ!こういった工場街、倉庫街こそ、バイクボックスの立地としてはまさに理想的なのだ。

 

只今22時46分。気になっている物件、もう1件位回れそうだ。所在は尼崎市。一気に東へ戻る。

しかし今夜もよく冷える。原チャリのバッテリー容量では使い過ぎるとヤバい、と言われるグリップヒーターをON!長いバイクライフの中で、今夜初めて使うカスタムパーツだ。

 

しかし前オーナーさんからの贈り物であるこのトップケースとグリップヒーター(どちらも割と高価なパーツだ)、今まで「ノリが合わねーや!」と放置していたのだが、今夜双方ともこうして復活した。遠くから、遅ればせながら、感謝!である。

 

尼崎市はオレンジコンテナさんの物件が多い。目指す物件に向かう前に、2ヶ所程他の物件に立ち寄り、ここでは一利用者としての率直な感想、ネガなポイントを述べてみたい。

 

まずこちらのような敷地の狭い物件にありがち。

利益率を考える地主さんにしてみれば至極当然なのだが、コンテナをやや強引に突っ込んだレイアウトであり、この通り通路はダダ狭。全長1365mmのモンキーを置いてみると、コンテナ間のスペースは目測で3mチョイといった所か。

 

さらに敷地がフラットではなく、これは敷地入り口に最も近いコンテナなのだが、

このように30cm程の段差ができてしまっている。敷地奥に行くに従い段差は徐々に解消されているようだが、出し入れスロープの長さも加味すれば、これだと400ccクラスともなると相当出し入れに気を使う事になる。

 

取り回し中に少々ガツンとやった所で、バイクもコンテナもまあ大したダメージはない。ただやはり、一瞬シラッとした気まず~い空気が流れるのは避けられない。

 

通路の広さとコンテナの段差、現在私が利用中の物件がそうであるように、これがどちらか片方なら全く問題はない。これらは二つセットで物件それぞれの可否を判断しよう。敷地内はこの通り見学自由なので、まず取り回しをイメージしつつ歩いてみる。実際愛車で乗り付けても良いだろう。

 

もう1ヶ所、失礼ながらネガ物件。これは個人的、あくまで個人的な意見だが、

この手の立地、コレ絶対あかんやつ。

 

工場、倉庫街や大通り沿いがバイクボックスの立地としては適していると確信しているが、この経験則、ネタバラシをしよう。

 

ここではないのだが、以前借りていた物件の近所に、どうやらバイク嫌いのクレーマーが住んでいたらしく、ほんの2~3分暖機していたら、警察に通報された。これは私だけではないようで、他のバイク乗りと敷地内で居合わせると、決まってこの話題で立ち話をしていたものだ。

 

何も深夜にわざわざやって来て騒いだ訳でもない。土曜か日曜の昼下がりだったと記憶している。駆け付けたお巡りさんも、「一応通報があった以上、こちらとしても出動しなければならないワケで・・・」とむしろバツの悪そうな顔をしていた。

 

他にどれだけ好条件が揃った物件であったとしても、いらぬ気を使わなくてはならない、この一点で全てが台無し。0点。ゼニ払う価値などなし。

 

むろん近所に「ウルサイ奴」が住んでいるとは限らないのだが、「確率の問題」として、私はこんな一般の住宅に囲まれているような物件は絶対に避ける。

 

このクレーマー、オレンジコンテナ事務局さんへもしょっ中苦情を垂れていたらしく、注意喚起のDMや電話、時々事務局さんから頂戴していた。マッタク。

 

そう言えばあの物件、「深夜早朝のバイクの乗り入れはご遠慮下さい」旨の張り紙、そんなもん出入り口に2、3枚も貼り付けておけば事足りるものを、敷地中のコンテナや柵にベタベタと、あたかも心霊廃墟のお札の如くひしめき風に揺られ、ちょっと異様な感じではあったなあ。

 

残念ながらこればっかりは事前に調査するすべはない。運悪くクレーマー地雷を踏んずけてしまった場合、運営会社に相談し、別の物件を紹介してもらうのがベターであろう。要するに、ゴネる。

 

お世話になってきたオレンジコンテナさんには申し訳なかったが、これはゴネて良い。いや、ゴネなければならない。こちらはハナッからバイク駐輪場としで整備されたスペースで、ルール常識を守り、その上規定の料金を支払って利用しているのだ。文句を言われる筋合いも、まして警察に通報される筋合いも、ない。

 

そうやって特別に移動手数料ナシで紹介してもらったのが現在利用中の物件である。ネ得だ。ネガ物件の話はこれ位で切り上げ、その尼崎の「気になっている」物件の方へ向かう。

 

武庫川の川沿いにあり、まず自宅から近い。

オレンジコンテナさんの物件の中で特徴的なこの黒いコンテナ。「アジト」のブランド名で紹介されているのだが、このアジトシリーズの各物件、ガレージハウスがあったりと一風変わったコンセプト、レイアウトで興味をそそられる。

 

このレンタルコンテナ、貨物船用のコンテナに間仕切りを付けた物なので、それぞれ幅が違うだけで、奥行き、高さは共通である。ところがこのアジト武庫川、奥行きがゆったりとした「ロングタイプ」という奴が存在するらしい。敷地は狭いが、この通り上手く「逃げ」のスペースがあり、出し入れにも問題はなさそうだ。空きができたら、このロングタイプ、中を拝見しようと思っている。

 

前の通り。

写真では切れてしまったが、どんつきが阪神電鉄武庫川駅。駅近物件でもある。

本当に今夜はよく冷える。今回のナイトクルーズの締めに、この無人駅のトイレを拝借した。振り返ってパチリ。

 

帰宅。只今2時12分。

ご近所を走った割に距離は伸びたな。これはコンテナを回る順番を間違え行ったり来たりした事と、あの住宅に囲まれた物件、一度訪ねたきりのおぼろげな記憶を頼りに向かったのだが、案の定道に迷い、付近をグルグル走り回っていたためだ。

 

しっかし極寒のイブの夜だった。風呂入ったら気持ちええやろなー!でもこのまま寝落ちするんやろな。

 

では、おやすみなさい。

 

読んで頂き、ありがとうございました。