こんばんは!
今日は珍車STの車検納車日。
これでも夕方である。一旦バイクボックスにモンキーを入れ、引き取りに向かう。
引き取りを夕方で予約したのだが、日中、他に用事でもあったのかと言えば、特にそういう事もない。この季節、昼間は空冷式の古いバイクなぞ暑くて乗れたモノではない、という事で、つい今しがたまで部屋でクーラーをかけ昼寝をしていた。
少し以前まで「不健康」との誹りを受けた振舞いだ。しかし昨今のヒートアイランド日本に於いては、医者もお天気お姉さんも口を揃える「健康的で正しい夏の日中の過ごし方」である。全く、「常識」なんていい加減なモノだ。
錠前が日光で炙られ熱を帯びている。
長い時間は触れない程だ。
現在17時を少し回ったあたり。
「夕方」の涼しげな雰囲気は今の所ゼロだ。
「夏、バイクは涼しくていいでしょう。」(バイクに乗らない人)
「ハイ、直射日光にアスファルトの照り返し、それにエンジン熱の三重苦。夏は最悪の季節であります。」(我々)
まずは車両の引き取り。
今回のクルーズは阪急電車からのスタートだ。
お店側最寄り駅到着。
何を置いてもコレだ。
今時街中で堂々とタバコをふかせる場所。我々喫煙者にしてみたら、どんな史跡名勝にグルメ、ショッピングポイントにも勝るモノだ。
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さてこれから「土曜の夜」。
ちょいクサ目のイメージが良く似合う昭和のバイクだ。
夜に郊外の方へ出かけても、真っ暗なだけであまり面白くない。想像に難くはなかったが前記事でやらかしたので、今回はこの昭和のバイクで、ハイティーンブギ気取って都会のベイエリアでも散策してみようか。
CBX400だったかな、ハイティーンブギでマッチが乗ってたの。こう、岸壁にバイクを停めフッとたそがれる、この世間一般が我々バイク乗りに対して抱くクサいイメージ、そのルーツとなった名画である。
クラシックフルフェイス。いわゆる族ヘルに分類される物の一つだ。この手の車両以外にはまず似合わない。
例の如く中華製ノーブランド、お値段1万円位。そんな品物だ。
そのキメッキメの族ヘルで、
バイクボックス直帰だ。
もう日は沈み月が出ているが、街全体を覆うモワッとした熱気、なかなか引く気配がない。あかんやつである。気持ち良く乗れないのであれば、昭和もハイティーンブギもない。
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モンキー号で国道43号。
広大な埋め立て地に大型フェリー乗り場やイベントホールにホテル、アウトレットモール等が建ち並ぶ南港エリアに対し、北港は海遊館位しか行った事がなかった。その周辺はどうなっているのか、散策してみよう。
弁天町駅前を右折。
港方面へ進む。
海遊館前だが。
この先にある南港、舞洲方面に接続する海底トンネルは例の125cc以下進入不可。モンキー号ではここがどんつきのようだ。
まあ大阪港など一度や二度の訪問で回り切れる物ではない。今日の所は予定通りこの周辺の散策で良しとしよう。
海遊館と、
隣接するショッピングモール(その向こうに観覧車が見える)、
この裏手が岸壁になっている。
モールを裏(横?)から見る。
他に程近くにある地下鉄の駅名やこの近辺の地名からも明らかなのだが、元々この周辺が「オリジナル大阪港」である。
南を眺める。
南港の商業施設群が見える。またの機会に散策に行こう。
北を望む。
ウオーターフロントに降りる。
満潮のようで海面が近く、迫力がある。ナイトクルーズでベイエリアを訪問する際、満潮時に当たる事が多い気がする。
遊覧船の物らしい小さな桟橋。
この横にある自販機でコーラをガブ飲みする。夜になっても少し歩いただけで汗が流れる。ねっとりと体にまとわり付くような暑さだ。
こんな施設も。
刑事ドラマでウオーターアクションのある回などに登場しそうな光景だ。
民間の船も停泊している。
ベイエリアを訪ねてそこに船がいてくれると、やはりええ画像がGETできるなあ。
こちらにも。
どういった船なのかよく分からないが(ケミカル系?)この「ひまわり号」、
やたらメカメカしていてカッチョ良い。
さすがに中入ったら怒られるか。
おっ!
私のナイトクルーズの「常連」でもあるが、今日は湿度も高めの不快な暑さ。先程のコーラで、家を出てから流し込んだ自販機飲料、合計1.5リットルを突破した。ここは有難く「施設」として利用させて頂こう。
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只今時刻は23時前。
私のナイトクルーズではまだまだ「宵の口」といった所だが、今日はちょっと体力的にキツくなってきた。一服して撤収するとしよう。
「日本一低い山」天保山もすぐそこなのだが、残念、またの機会に。
とにかく、水飲み過ぎて気持ちが悪い。が、すぐ喉が渇いてくる。夏の屋外は夜でも要注意、という事で。
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記事の締めが喫煙所の写真では何なので、代わりにこちら。ウオーターフロントに佇む、当地の新たなシンボルのようだ。
だそうな。
子供の頃に見た「ようかい大図鑑」的な本(かの大先生の手によるモノではない)の「人魚」のページで、このアンデルセンの人魚姫像(コペンハーゲン港にあるオリジナル)の写真が載っていて、「ひれと化した手足が不気味である。」といった注釈が添えられていた。
「ちょっと失礼じゃね?」
子供心に、はっきりそう思った。
読んで頂き、ありがとうございました。