這い上がる!?

工場労働者の日々の小さな煩悩ブログ

ヤンキースクーターミラー。

こんばんは!

 

愛用のヤンキースクーターミラーが寿命を迎えたようである。

このミラー本体とステーを繋ぐナックルジョイント部がユルユルになり、走行中に風圧を受けミラーの角度が変わってしまう。

 

ミラー本体を見ても、ナックルジョイントのスベリを止める圧ネジの類は見当たらないし、うむ、寿命であろう。

 

ヤンキースクーターミラー」というのは見た目のイメージで私が勝手にそう呼んでいるのであって、むろん正式な商品名ではない。購入したのはもう10年20年前にもなろうか。現在STに取り付けているが、私は過去にスクーターを所有した事はない。

 

スクーター。

 

言わずもがな、移動手段として最も進化したオートバイである。なかんずく「街乗り」での圧倒的利便性快適性、乗った事のない者でも容易に想像がつく。

 

しかし「新技術」の悲しさ、私がバイクに乗り始めた頃のスクーターは、まだドライブユニット、特に無段変速機の信頼性耐久性の問題が解消されておらず、特に50ccスクーターなど走行20000kmでオシャカ(むろん修理は可能だが買い替えが安上がり)、クーター=消耗品というのが定説であった。

 

すっかりAT車が主流となった現在に於いても、このネガなイメージを引きずっており、「原チャリでもMT」「一歩譲ってガブ系ロータリーミッション」という旧態依然の有様だ。

 

よって、スクーターファッションには疎いのだが、単純にシロウト考えで、ヤンキー仕様スクーターのミラーと言えばこの小ぶりな長方形のモノか、或いはジャンケンミラーか、というイメージだ。

 

過去に所有した、一体どのバイクに取り付けようと購入したのか、それももう覚えていないのだが、このヤンキースクーターミラー、実はちゃんとしたメーカーの物で(ナポレオンとあるのでTANAX製か)、小さいながら後方視界がすこぶる良く、それが何となく愉快で長く愛用していたという訳だ。

 

・・・

 

さてこれからSTのミラーを交換する訳だが、こいつがちょっと訳アリで、たかがミラーの交換に一工夫要するのだ。

 

長期放置されていたらしい車両ゆえ、その時の腐敗したフルードによってボロボロに腐食され、修理不能であった純正マスターシリンダ。

 

代わりに社外の汎用品をステーでミラー穴に共締めをしている。

よってこのようにミラーのツルの「曲げ」を上手く逃がす高さに持って来る必要がある訳だ。

 

ツルに関節が付いた物も試したが、ミラーの付け外しや調節が普通のモノとかなり違っていて(あの可倒式の奴とか)メンドウだったので、結局単純にミラーアダプタ二階建て三階建てで凌いでいる。

 

で、新たにアマゾンでポチったのがコレ。

後方視界の広さをPRしていたのでチョイス。オーソドックスな丸形。ミラーの形自体は、基本何でも良い。

 

アダプタも付属している。

既に手持ちのモノもいくつかあるので、

まあ取り付けできなくはないだろう。

 

作業にかかる。

どれどれ。

やはりアダプタをもう一段加える必要があるようだ。ダサいが、致し方ない。

よし。付属のゴムブーツで、アダプタ二階建て三階建ての不細工さも少し誤魔化せる。

 

ヤンキースクーターミラー。

長い間お疲れ様。

 

付属のアダプタは「形見に」取っておくとしよう。

この車両に乗り続ける限り、いつか必要になるかも知れない。

 

・・・

 

燃えないゴミの袋に入れる前にふと見る。

!・・・芋ネジだ。さてはナックルジョイントのスベリ止め圧ネジか!?

 

六角レンチを回してみる。

笑ってしまう位カッチリと固定された。

 

かくして延命されたヤンキースクーターミラーだ。

しかしコレ、どうすっかな。モンキー号はハンドルが低すぎ、さすがにコレでは後ろが全く見えないであろう。新しく購入した物も、アダプタ嵩上げ分を想定してツルの短いタイプを選んだため、恐らく結果は同じと予想される。

 

とりあえず予備で持っておくとしよう。

 

・・・

 

とまあ今回全く無駄な買物という結果になった。

 

末尾に記される「取扱説明書は大切に保管して下さい。」この一文の真意を突き付けられた訳だが、こういった小さな物でもマメに実践する方、果たしていかほどおられるのやら。

 

私は、必ずまた繰り返す。

 

読んで頂き、ありがとうございました。